『ラ・ニーニャ・ブランカ』感想|闇が白を抱いた夜【メッザノッテ外伝】

yoicomi

『ラ・ニーニャ・ブランカ』は、ゴヨとアキラの“始まり”を描く外伝。
裏社会で生きる解体屋の男が、なぜ“白い少女”に惹かれたのか――その理由が明かされる前夜の物語です。

この記事では【あらすじ・みどころ・本音の感想・DLsiteでの配信情報】を簡潔に解説。
本編を読んだ人ほど刺さる“危険×甘さ”の濃度、覚悟してどうぞ。

こんな人にオススメ!
  • 前作でゴヨの沼にはまったまま浮上してない人
  • 外伝でキャラの闇を掘り下げられると死ぬタイプ
  • 危険 × 甘さの“混合チャージ”が好きな人
  • 静かに狂ってる男に興味がある人

※本記事には成人向けの内容が含まれております。

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『ラ・ニーニャ・ブランカ』概要

  • サークル名/作者: オニヤンマ商店
  • 発売日:2025年11月24日
  • 作品形式:マンガ 全36P(本編32P)
  • ジャンル:裏社会ロマンス/マフィア×メイド/体格差/前日譚
  • 特徴:本編『メッザノッテの恋人』の理解が深まる補完外伝

あらすじ

裏社会の道具として生きてきたゴヨは、
血の匂いと孤独が入り混じった日常を淡々とこなしている。

そこに現れるのが──本編ヒロインとしてもおなじみ、アキラ。
だがこの外伝では、彼女はまだ「救いにも災厄にもなり得る他者」でしかない。

そんな彼に、ある夜「“その女”との初めて」が訪れる。
そこには彼の内側に沈殿していた“人間性のひとかけら”が、不意に顔を出してしまうような出来事があって──。
冷徹に見えたゴヨの中にほんのわずかに灯る“温度”が暴かれ、
バイオレンスな空気といびつな甘さが同時に漂う夜になる。

登場人物

◆ ゴヨ

メッザノッテの“解体屋”として裏社会で生きる男。
強面×無表情×影の濃さが揃った、一見すると近寄りがたいタイプ。
黙って立ってるだけで“物語の空気が変わる”存在感。

◆ アキラ

日本からシチリアのマフィア世界に巻き込まれたヒロイン。
危険だらけの環境に放り込まれたのに、なぜか男たちの警戒心をやわらげていく不思議な雰囲気を持つ。
強いわけじゃないけど折れない、芯のある子。

◆ エリオ(ボス)

メッザノッテの頂点に立つカポ(ボス)。
穏やかな微笑みと絶対的な支配力を両方持っている、裏社会スパダリ枠。
組織の男たちにとっての “軸” みたいな存在。

みどころ

宵コミ!イメージ画

ゴヨの「ひび割れた素顔」が漏れ出す瞬間

本編では不気味で読めない男だったのに、この外伝では“感情がある生き物”としての姿がちらっと覗く。
その一瞬が逆に怖いし、嬉しいし、萌えるしで、感情が大渋滞する。

「お前そんな顔すんの?!」
となる瞬間が、確実にある。

バイオレンスの中に混ざる“どうしようもないやさしさ”

血生臭さと優しさって、普通は同じ皿に乗らない。
けどゴヨはその両方を同時に見せてしまうんだよ……それが罪なんだよ……。
外伝だからできる濃度の“危険な甘さ”がここにある。

本編理解が深まる補完性の高さ

「あのシーン、ああいう反応だったんだ?」
「なるほど、これが根っこか」

って、前作の読み直しが始まるレベル。
キャラの感情のレイヤーが増えるから、前作が100→150になる。

個人的な感想(ここ本気)

ゴヨ、お前……お前ってやつは……(好き)。

いや、ほんまに、前作のときから最推しやったけど、この外伝で完全に“理解したくなる男”にランクアップしてきた。
作者よ、こういうとこなんだよ……憎いんだよ……ありがとう。

本編での彼は「何考えてるか分からない」「危険物扱い」だったのに、この外伝で一気に、お前…ちゃんと人間やったんやなへと変貌する。

アキラと初めて交わる場面。
あれ、ただのエロじゃない。エロいけど。

死の匂いが付きまとってたゴヨにとって、アキラは無味無臭の女やったんよな。
そりゃ逆に気になるわ。異物って、目に入った瞬間に刺さるから。

あれって、彼が裏社会の道具から一人の男へ戻る瞬間よね。
優しいわけでもない。
でも冷たくもない。

この絶妙な温度差、
読者の心臓に悪い(最高)

『ラ・ニーニャ・ブランカ』の意味って??

ラ・ニーニャ・ブランカ(La Niña Blanca)」はスペイン語で、「白い少女」(直訳)

ただ、この言葉には文化的・宗教的な背景もあって、
中南米では “La Santa Muerte(聖なる死) の白の姿を指す隠語として使われることもあるらしい。

本作における「白い少女」の象徴性

  • 純粋さ(白)と少女性(Niña)の象徴
  • ゴヨの前に現れた“変化のきっかけ”となる存在=アキラ
  • ある種の「救い」や「光」を示す名前

…みたいなニュアンスが浮かんでくる(たぶん)

つまり、ゴヨにとって“白い少女=アキラ”は、ただのヒロインじゃなく、運命の引き金を引く存在だったってこと。タイトルの時点でもう、感情を揺さぶってくるってズルいわけです。

白って本来は清潔なのに、裏社会では時に“死”の象徴でもある。
その二面性とアキラの存在を重ねてるの、作者のセンスが光りすぎて泣いた。

しかしこの「メッザノッテ」だの「ラ・ニーニャ」だの、語彙のセンス良すぎんか

タイトルだけで世界観が立ち上がるタイプ

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© オニヤンマ商店/『ラ・ニーニャ・ブランカ』(引用:DLsite)

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まとめ

「ラ・ニーニャ・ブランカ」はただの外伝じゃない。
これは、人気キャラの裏側を暴き、物語の深層に切り込む“覚悟”の作品だ。

前作で「ゴヨ、怖っ…」と思ってた人も――読後はきっと、「ゴヨ…お前、まじか…」ってなる。
そして、少しだけ“愛おしさ”を抱きながら、夜の闇に身を沈めたくなる。

前作ファンにはもちろん、
裏社会ロマンスで心を焼かれたい人にも間違いなく刺さる一作。

気になるなら、DLsiteでそっと手を伸ばしてほしい。
読後にはきっとこうなるから:

「はぁ……本編読み返そ……」
はい、作者の手のひらで踊らされています。


ゴヨの深淵、まじで一見の価値あり。

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  • 【メッザノッテの恋人】本編・必読。
    ゴヨの“完成形”の執着、アキラへの「救いか呪いか分からない愛」が爆発する。
    外伝を読むことで、彼の優しさ・危うさ・倫理観の壊れた起点がより深まる。
  • 『灰吹きの蛇』
    愛が“正常ではない温度”で燃えている系の心理描写が近い。
    救いじゃなくて“依存・執着・破滅の入口”としての愛が理解できる人に刺さる。
  • 『墜下の輝星』
    主従×執着×堕落の美学。
    感情の深層をえぐられたいむけ、「狂気の源」に最も近い読後感。

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オタクの沼に何度も沈んでは這い上がってきた系ライター。 最近の趣味は「主従」「溺愛」「執着男」。 ペイペイ支払いで推しを救う。
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